なぜストリート写真は あなた の魂に効くのか

あなた

 の魂に効くのか

はい、ストリート写真こそが未来です。なぜでしょうか?

まず第一に、ぼくらの「現実」はどんどん断片化しています。私はこれを “空き缶電話” 効果 と呼んでいます。あるニュースが少なくとも5体のAIエージェントを経由し、さらにお母さんのカカオトークのグループチャットを経て、あなたの目と耳に届く──そんな構造です。

こうして情報がリミックスされ、再編集され、再引用され、千回単位で増幅されると、もはやオリジナルとの区別は不可能。同じ現象を チキンナゲット効果 とも呼びます。鶏の体のどこを探せば “チキンナゲットの足” が見つかるのでしょう? ピンク色のスラッジを歯磨き粉みたいに絞り出して成形する。情報が添加物・安定剤・大豆派生物だらけになり、もはや本来の姿を失う――Impossible Burger が母なる自然を裏切るのと同じです。

私は主流ニュースにまったく無知であることを誇りに思っています。なぜなら、本当にその場に 自分の足で 行き、1人称視点で体験しない限り、「真実」はつかめないからです。世界は新しい マトリックス になっています。Apple Vision Pro を額に装着し、映画『ウォーリー』の浮遊イスに縛りつけられ、頭には甘いソイ飲料のストロー、耳には AirPods Max。生まれた瞬間からそうだったら? それが新しいマトリックスです。

ストリート写真が安心感をくれるのは、100%リアルで、100%生身の人間とつながるから。多くのアメリカ人は孤独です。郊外に閉じこもり、ご近所を警戒し、不良少年を恐れ、隠し持った銃を撫でながら「いつかヒーローになって家族を守るぞ」と夢想している。

でも最近公開されたファレル・ウィリアムスのレゴ映画を観て気づきました。みんな、あなたが“勝つ”ことを願っている。真の敵なんていないのです。本土中国でも、不法移民でも、ガレージにロールスロイス2台とランボルギーニを停めている隣人でも、ジムで自分より重いウエイトを挙げる人でも、ステロイドを疑われるあの男でも――みんな同じチーム!

ぼくらは他人と比較して自尊心を保とうとしがちですが、それは誤ったエネルギーの使い方。アキレスは他人を気にしませんでした。彼は戦場最強の戦士であることを自覚し、名誉と不名誉、そして正義だけを追求しました。

2017年に Instagram を削除したとき、私は写真行為が オートテリック (autotelic)――それ自体が目的――になりました。マトリックスの後頭部ソケットを引き抜いたようなもの。確かに痛みはありますが、赤い錠剤を飲めばピカピカ感は薄れても 本当の自由 が手に入ります。

いまだに Instagram や TikTok に居座る人がいるのは驚きです。私は10年近く「セルフホストのブログ」を説いてきました。聞き入れてくれてありがとう! いまこそ分散型インターネットと AI の時代へ。

ところで AI と ChatGPT が面白いのは、実は “インターネット” そのものではなく巨大な集中サーバーだという点。質問すると Google 検索ではなく彼らのサーバーを Ping します。ある意味 ChatGPT は オフライン に近い。もしネット接続が断たれても自前のサーバーがあれば、まだ役に立つでしょう。

現実

都市に住み、一日3万歩を歩けるという特権の美徳:

  1. 道端を歩く人々、掃除をする人々、バイクの後ろで眠る子ども、そしてプノンペンの街を走るオープンエアの「ラムオーク(トゥクトゥク)」──見るだけで心が湧き立ちます。
  2. LA に住んでも、道路で人をほとんど見かけません。みんな車の中。これは疎外感を生む体験です。

シンプルな文化的アクション:

  • もっと路上に時間を使おう
  • もっと写真を撮ろう
  • もっと人と話し、交流しよう!

アンリ・カルティエ=ブレッソンの古臭い教義はゴミ箱へ。彼は典型的なお坊ちゃま――フランスの金持ちテキスタイル一族。ほとんど働かず、写真界に1世紀近いドグマを植えつけました。いまこそぼくらが書き換える番!

ERIC

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